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ダグトリオ:Lv.31の考察

ダグトリオ:Lv.31の考察

『ダグトリオ:Lv.31』は、『ポケットモンスター赤・緑・青』のダンジョン『ディグダの穴』で、1%の確率で登場する野生ポケモンです。

4%の確率で『ダグトリオ:Lv.29』も登場します。

野生でありながら『Lv.31』という超高レベルで登場するポケモンであり、その特異性はゲーム全体を通してみても非常に際立ちます。

 

ゲーム進行度的に、クチバシティ到着時点でユーザーの手持ちポケモンの平均レベルは高くて20台前半がせいぜいでしょうし、どれだけ集中的に育てたエースポケモンであっても、まずLv.30にも達していないでしょう。速いユーザーであれば20に達していないということも十分あり得ます。

つまり、このゲームにおいてダグトリオの登場は、伝説ポケモンなどを除いては『自分の手持ちの最強ポケモンより高レベルの野生ポケモンが出てくる』という初めての、そしておそらく最後のシチュエーションということになります。

ジム戦やトレーナー戦では敵が高レベルというケースは当然あるでしょうが、野生ポケモンは『仲間に出来る』のです。

『自分の最強ポケモンより強いポケモンをいきなり仲間に出来るチャンス』なのですから、当時のユーザーにしてみればその興奮たるや…という所です。

また、特にディグダの穴で登場するのはディグダがほとんどであり、ちっこいシルエットばっかの所、エンカウントして画面暗転の直後、急にデカいシルエットが出てくる訳ですから、その巨大なシルエットも含め、初見の衝撃は相当なものでしょう。

 

最初にヒトカゲを選び、その後ピカチュウなんかを2番手で育てている場合、運悪く『あなをほる』を連発されると普通に全滅するケースもありますが、その強さも『こいつ仲間にしたらどれだけ強いんだよ…』という期待感を増幅させるスパイスにもなり得るでしょう。

そして、『敵の時は強かったのに仲間にしたらクソザコ化した』『めっちゃ強い仲間がパーティーに加入したと思ったらイベントですぐ抜けた』『仲間かと思ったら種を奪われた』などはRPGあるあるですが、このダグトリオは仲間にしても期待を裏切らない強さです。

何せ、早速の出番であるクチバジムは『あなをほる』だけで全ポケモンを粉砕出来ますし、そこらの野生ポケモン・トレーナー戦も『あなをほる』だけで全て一撃です。

『あなをほる』はPPが少ないので、ジム・ダンジョン攻略の際は一々ポケモンセンターに戻る必要があるのが弱点ですが、Lv.35に育てればPPが多い『きりさく』を習得します。

これは初代においては『99.6%の確率で急所に当たる』とかいうキチガイ仕様であり、ダグトリオはこうげき・すばやさ共に高いので、タイプ不一致のきりさくでもほとんどの敵を先制ワンパンしていけます。

『オマエその体のどこできりさいてんの?』という疑問は残るものの、とにかくPPが増えて出突っ張りで戦え、しかもクチバジム・タマムシジム・セキチクジム・ヤマブキジム・グレンジム・トキワジム・全てのジムにおいて一級戦力になれます。

 

ゲーム後半で『じしん』を覚えれば押しも押されぬ強力ポケモンの一角になりますし、当時(1997年~)の公式大会『ニンテンドーカップ』などでも上位入賞者のパーティーに度々入れられるくらい、対人戦でも力を発揮するポケモンです。

今では800種を超えるらしい全ポケモンの中で、『ただ強い』というポケモンはそれこそ掃いて捨てる程いるのでしょうが、このダグトリオのように『自分の最強の手持ちより強い状態で登場する』なんて存在は、ポケモン20年の歴史の中でも極めて珍しいケースでしょう。

『伝説のポケモン』でもなく、『イベントバトル』でもなく、『ただ野生ポケモンとして強い』このダグトリオの存在は、当時のユーザー達の心に強く刻まれてもいるハズです。

 

『弱い仲間を育てて強くする』ということはRPGの醍醐味であり王道ですが、王道であるが故にこのような相反するレアケースは際立つのでしょう。

RPGで仲間を育てる快感を味わう一方、ふとした瞬間に『育成もいいケド、とっても強いキャラがいきなり仲間になってくれないかなぁ…』なんて思いを抱くのであれば、それは20年前、あなたの心の中に巣食った『とっても強いレベル31のダグトリオ』の面影を追っているのかもしれません。

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